撮影されまくり

病院でMRI(頭の断層写真)撮る様に勧められたんで、申し込も思たら半年くらい先まで予約いっぱいて言われたから、先生に、ちょっとだけイヤミ込めてそのこと言うたら、すぐやってもらえる別の病院紹介してもろた上に予約まで入れてくれました。
イヤミは言うてみるもんです。

ロケ地は京橋の病院で、朝早よから来る様に言われた割りには、待合室で小一時間待たされました。
撮影の前に、身につけてる金属、全部外す様に言われたから、ケータイとメガネとベルトとポケットに入ってるモン全部出してロッカーに放り込みました。

レントゲン室チックな部屋の真ん中にばかでかい機械がアイドリング状態で低いうなり声を上げながら、私を待ち構えてはりました。物って、でかいと言うだけでなんであんなに威圧感があるんでしょう?耳栓された時には、なんかとんでも無い事件に巻き込まれてるんちゃうやろか?という気さえして来ました。
台の上に仰向けに寝かされて、診察室に良くある黒い枕みたいなんで顔挟まれて、心の準備も出来てない間に機械がウィーンとか言いだして、そのまま私の体は台ごと暗い穴の中にゆっくりと引きずり込まれて行きました。

耳栓しとってもチョットうるさいぐらいのグォーッとかガリガリガリッとかの音がし始めて、撮影(?)が始まった時、突然左手の薬指にこそばゆい様な感じが伝わってきました。指輪を外すん忘れとったんに気ぃ付くまでに時間はかかりませんでした。今さらどないしょーもできんし、だんだん指輪の震えが大きくなり出して、あたしゃいったいどないなるんや?とか、薬指ちぎれるんちゃうやろか?とか、それはそれで迫がついてえーかも?とか、ものすごいいろいろ考えて、むちゃくちゃ怖かったです。
結局30分くらいその恐怖と戦い抜いて、機械から引きずり出された時には、私の精神はポロポロでした。閃輝暗点なんかより、こっちの方がよっぽど体に悪いと思いました。

頭の輪切り写真は、そこいらのDTPより早く仕上がって来たから、その足で元の病院に行きました。
で、先生に見せたら「あ、脳梗塞あるやん。」とのたまうではありませんか。
よー知らんけど、ノーコーソクてむちゃ怖い病気ちゃうん?
て思ったけど先生のアッケラカンとした物言いに、こっちもつい
「なるほどぉ、脳梗塞ですかぁ。あははははっ」
と、ちょっと照れながら自然と笑顔に・・・。
先生の話によると、年と共に小さい脳梗塞が増えて行く人はたまーに、いてはるらしーです。

で、私がすっかり安心して
「ほんで、たまに左手が動かしにくい時があったんやなぁ・・・。こないだネクタイ締められんかったし。」
て言うた瞬間、急に先生の顔から笑みが消えて、なんか眉毛もちょっと寄りだして、声も低くなって。 えっと、ちなみにこんな顔→(-''-)
医 「そらおかしいなあ。MRA撮ろか。」
私 「MRAてこれの事やないんですか?」
医 「これはMRIや。MRAはこれのもーちょっと上等なやつで、血管撮影するやっちゃ。」
私 「え、血管撮るんですか?」
医 「機械は同じやけど、ファジー理論で画像処理して血管だけが写るんや。」
私 「いや、そやなしに、なんか別の異常があるんですか?」
医 「そら撮らんと分からん・・・。」

ちゅーことで、また機械のお世話になる事に...orz

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