シシトウ

シシトウには大当たり!があります。
知らん人は知らんけど、知ってる人は知ってます。ええ、大当たり!ですとも。
そもそもシシトウっちゅーのはシシトウガラシ(獅子唐辛子)の省略形で唐辛子の仲間です。見た目がライオンさんの鼻に似てるから獅子が付くとかどうとか・・・・・・・見えんけど・・・(--;)
16世紀くらいに唐辛子が日本に伝来したらしいんですが、たぶん当時は、辛いのが苦手やった日本人が、こんなん食えるかぁ!っちゅーことで必死こいて品種改良して、辛くない唐辛子=シシトウを完成させたんちゃうやろか?って勝手に思ってます。

辛くなくなったっちゅーても、たまに・・・と言うか結構頻繁に先祖返りしてます。品種改良が完璧やなかったのかも知れません。
たまたまそう言うヤツに当たったら悲惨です。なんせ唐辛子にもどるんやから。
色も先祖返りしてくれとったら分かりよいんですが、たいていの場合、色はそのままで辛さだけが先祖返りしてます。だから食べるまで分かりません。
いや、食べてからでも2秒ほどは分かりません・・・そのあいだにカプサイシン(唐辛子の辛み成分のことらしい)が舌の味覚神経に浸透して行って、約2秒後・・・あれ?って思った時点で、時既に遅し、後の祭り、後悔先に立たず・・・
もう、こうなってしまっては誰にも止める事はできません。王蟲の暴走みたいなモンです(古っ)。水を飲もうが、あめちゃんをなめようが、どないもがいたって、どない転げ回ったって、舌にしみこんだカプサイシンはちょっとやそっとでは薄まりません、希釈しません、消えてくれません。
はっきり言うて、舌、カンナで削りたぁなります!!!

ここで辛いから言うて、水でも飲んだら悲惨です。余計にカプサイシンがパワーアップします。氷水でもヤバイです。
ましてや熱ーいお茶とか熱燗とか焼酎のお湯割りなんか飲んだ日にゃあーた、目もあてれん修羅場が展開されるっちゅーシステムです。しばらくしゃべれません。
コレがいわゆる大当たり!っちゅーやつです。

ケースに入ったシシトウさて、こないだ近所の小学校1年生の子(サトちゃん)が自転車乗られへんちゅーから、特訓してあげました。その子は結局その日ぃは乗れずじまいでしたが、何日かしたら結構乗れる様になって走り回っとったそうです。久しぶりにイイことしました・・・イヤそれはいいんです。
実はその子のお母さんからお礼にってシシトウを貰ろたんです。
画像は残り10本ほどになってあわてて写したものです。もともとは40本くらい入ってました。

それを次々と網で焼いて、皿に盛って、鰹節と醤油かけて、食べて、焼酎もゴン合くらい飲んで・・・残り10本くらいになったころでしょうか、ふと見ると網の上になななんと、色が赤くて、はっきりと先祖返りしてるヤツを見つけたんです。ええ。(写真はプライバシー保護のため一部修正しています。)
決して照れてるだけやないと言うことは、ほろ酔い加減の私でもすぐに分かりました。
普通は辛さだけ先祖返りするから食べてみんと分からんけど、こいつは見ただけで分かるから、かなり良心的と言えます。まるで警戒色を発する王蟲の目の様やないですか。(今日は王蟲が多い)
てか、きょうび幼稚園児でも「赤は止まれ」くらい知ってるし。
とにかく危険信号です。ガラガラヘビの尻尾みたいなもんです。ウミヘビがカラフルなんにも通じる所があります。

一本(左から2番目Bさん14歳)は部分的に赤いだけやったけど、もう一本(一番左G16歳主犯格)なんか全体が厳島神社の鳥居を彷彿とさせる様な朱色で、先祖返りにも程があります。
てか「お前、怒らんから正直に言うてみ?ホンマは唐辛子ちゃうんけ?」みたいに完成された朱色です。違いは、唐辛子よりちょっと大きい事くらいです。
私はショックのあまり「現代人からクロマニヨン人が生まれて来たみたいなもんやな・・・」とか、そんな事をぼうっと考えていたような気がします。

危険を回避する本能的な体のシステムがブレーキをかけます。
「絶対喰うなよ!やめとけって!」
一方、チャレンジャーで玉砕型の私の遺伝子が囁きます。
「これは先祖帰りと言うよりむしろ進化かも分からん。喰うてみ。きっと甘いて。新しいステージがキミを待ってるぞ!」
激しい葛藤の末、5秒後には私の玉砕型遺伝子が遂に勝利の凱歌を挙げました。
まったくもってヒトゲノム恐るべしです(汗

結果は予想通りというか何というか、まあ一言で表現するとすれば

どうしたらえーか分からへん・・・(><) 

そんな言葉がピッタリです。
これ以上は書きたくありません。ごめんなさい。もうしません。(鬱
世の中には三種類の人間がいるそうです。
失敗する前に分かる人と、失敗してからあわてる人と、失敗してるのに気付かへん人やそうです。

あることにもっと早く気付いていればと、私は今悔やまれてなりません。

「辛い(からい)」って「つらい」とも読めるって事を・・・


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