闘病日記 巨大金魚!白点病との戦い!

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 かれこれ10年以上前、某市民まつりで子供らがすくった金魚を「ちゃんとおせわするから」と言う固い約束のもと、水槽とポコポコを買ってきて玄関で飼うことになりました。その中でもひときわ大きな個体が「ウロ」です。すくってきた時はそれほどでもなかった体重差が、わずか数ヶ月の間に他の個体の数倍となり長手36cmの水槽のセンターに君臨しております。

 ところが三年ほど前から、そのウロの体に異変が現れ始めました。鱗が白く変色し、体のあちこちが火傷の痕のようにむくれた症状です。調べると、どうやら白点病らしく、食欲もなくなり、底の方にじっとして動かなくなり、やせ細って行きましたが、ある日ホームセンターで見つけた専用の薬液を買って入れてみたところ、数日後には(見た目はさておき)とりあえず元気にはなりました。

 その後も何度も再発しては薬液を入れるという事を繰り返しましたが、昨年、それまで元気だった他の金魚にも伝染してしまいました。薬液を入れて様子を見ましたが、一匹、また一匹と瞬く間に個体数が減り、ついにウロを残して全員死んでしまいました。

 そんな中、症状が最も酷いウロだけは元気です。

 ただ、その後も見た目はどんどん悲惨な状態になって行き、やがて体中に白いできものができ、目は白い膜のようなものに塞がれて腫れ上がって行きます。もはや金魚と呼べるシロモノでは有りません。そう、まるで人魚の森の「なりそこない」を彷彿とさせる全く別の、何か新しい生き物です。

 でも元気です。

 ところが、ついにその時が来ました。一ヶ月ほど前のある朝、ついにウロが水槽の底に横たわってしまっているのを長女が見つけました。

 死んだ金魚を裏の里道に埋葬するのはお父さんである私の役目です。ただ、いつも帰りが遅く、深夜に里道をスコップで掘っている人は怪しい人だということくらい分かるので、いつものように、お母さんがとりあえず次の休日まで腐らん様に冷凍庫に入れておこうと、ふと水槽を見ると、なんと死んでたはずのウロが何事もなかったかのように泳いでいるではありませんか。お母さん曰く「むちゃびびった」とのことです。

 その後ウロは、驚異的な回復力を見せ、今や餌も食べられる位まで元気になりました。
見た目はグロテスクですが、まだ生きてます。

 ところで、昨日こんなニュースを見ました。

 北河内には、死んだものを蘇らせる不思議な何かが流れているのかも知れません。

 因みに、最初の固い約束が守られたのは数日間だけで、その後は御多分にもれずお母さんが世話をし続けてくれています。約束させた責任と飼うことを許可した責任について、この場を借りて深くお詫び申し上げます。

多分読んでないと思いますが。



ウロの画像01
顔のあたり。
症状がちょっとマシな時に撮影。
ウロの画像02
曲尺との対比、体長16〜17cm
ウロの画像03
二日ほど同じ場所で微動だにしない事も珍しくないが
一応生きているらしい。

その後・・・

ここから文体が変わります

ぃゃぁ- ・・・たぶん往生しました。 たぶん、っちゅーのは以前お話した通り一度生き返ったからです。 まあ、昨日の午前中からずうっと水槽で浮きも沈みもせんと、腹を横にして漂ったままやったから、さすがにもう昇天してるやろうと、生き返ることはないやろうと、同日夕方お父さんは意を決してウロの強制通夜を敢行しました。

次の土曜日の午前十時より家の裏の里道に於いて粛々と執り行われるであろう本葬までの間は、ご遺体はウチの霊安室(=冷凍庫で下から二段目の方)に懇ろに安置されます。

享年九、立派な最期でした。
金魚時間に換算すると約八十歳くらいでしょうか。
大往生です。

空になった水槽01
空っぽです。。。
空になった水槽05
何度見ても空っぽです。。。

ご遺体は他所様に晒すようなものではございませんので、あえて撮影してませんが、冷凍庫に入れると益々その大きさが際立ち、さながら釣ってきた魚と見まごうばかりで、間違えて食べてしまいそうなくらいのサイズです。
私が幼少の頃、父がどこからとも無く持ってきた大きな鯉を、家の前にブロックを積んでブルーシートを掛けてコンクリートで固めた生簀を作って、餌をやってはかわいがり、可愛がっては食していた頃を彷彿とさせます。
まあ、さすがに病気で死んだ金魚を食べる気にはなれませんが。。。

ところで、人間の生死の判断は医師と歯科医師にしかできひんそうで、救急隊や自衛隊にもその権限は与えられてへんらしーけど、まあ金魚やしお父さんの独断でかまへんやろと言うことによる死亡診断ですが、とは言うものの、ホンマに死んどったんかどーか、未だに確信が持てません・・・。

なんせ、この地域は不思議な「気」につつまれたエリアなもんで。 以下の事件の家族の気持も分からいでもないです。(再掲)

まあ、ウチら辺りと来た日にゃ、周りを見りゃ鉄塔が巨人さながらに無言で乱立し、空を仰ぎゃ高圧線が、そうまるで何かから身を守るために慌てて準備した結界ででもあるかのように、縦横無尽かつ傍若無人に張り巡らされております。
例えて言うならケスラーシンドローム後の超臨界スペースデブリ状態です。

壁にかけた時計が買い替えても買い替えても遅れたり進んだり止まったり逆回り(←おおまじめ!)したりするし、「気」っちゅーかムシロ「電磁波」とか「低周波」とか「波動」とか、なんかそんな疑似科学的なもんを肌にピリピリ感じてしまいそうです。

ところで、一回死んでから生き返ったら、魂っちゅーか、クオリアを実感してるこのコギト・エルゴ・スム的な自分は戻ってくるんでしょうか。
もしかして、記憶とか反応とかのハード的には元の人と全く同じで、周りからは元の本人と見分けがつかん生態学的なチューリングマシーンと化して哲学的ゾンビになってしまうのでしょーか?

なんまんだぶ&エイメン・・・

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